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広島の基幹病院へセカンドオピニオンの付き添い

メッセンジャーナースが診察室に付き添います

 

セカンドオピニンオンの依頼を受け、広島の基幹病院へ同行しました。ご自身が納得して治療の意思決定ができるように精神面のフォローや気持ちの整理をするために電話相談サポートをしました。

また、病院での待ち時間では『気持ちを整理するシート』を活用して、現在の気持ちを再確認をしました。

 

診察室に入ると担当医師と他の医師5名いる中で説明が行われました。

その様子にご依頼者様が緊張されていることが伝わってきます。

説明中はご依頼者様の様子や言動を観察しながら、私からご本人が不安や心配に思っていることを伝えた後、医師から治療や治療後のイメージ化をしていただき、疑問が残らないようにサポートさせていただきました。そうすることで、ご本人が納得して治療方法を選択することにつながりました。

 

付き添い後は「今日は本当に心強かったわ。この1カ月間、気持ちが沈んでいたけど、目の前が明るくなったわ。ありがとうございました。ケアマネさんにはいい人を紹介してもらって、本当に良かった!今後もよろしくお願いします。」と言ってくださいました。

 

 

メッセンジャーナースとは?

 

メッセンジャーナースの資格を取得するきっかけになった出来事があります。

 

それは母の受診・手術時の入院加療中に医療者との間に生じた様々な『認識のズレ』を経験したことです。入院中の出来事を聞いていると、日ごとにその『認識のズレ』は積み重なり、安心して入院生活を送れる状況ではありませんでした。

 

そのため、早急な対応が必要だと判断したため、病棟の看護師長に状況説明し、間を取り持っていただくことで、母は納得して安心して治療を受けることができました。

 

訪問看護師の時から利用者さんに寄り添い、希望を叶えるサービスをしたいと思っていましたが、「受診の時や入院中に困ったり、自分の気持ちを分かってもらえない患者さんがたくさんいると思う」という母の一言で、通院や診察室付き添いサポートをカタチにしたいと強く思うようになりました。

 

その出来事を看護学校の同級生に話すと、「和美ちゃんのやりたいことはきっとメッセンジャーナースだよ」と教えてくれました。本を購入して読むと、私の目指す看護がここにあり、心が揺さぶられました。

 

メッセンジャーナースとは「医療の受け手が自分らしい生を全うする治療・生き方の選択を迫られ時に、医療の受け手に生じる心理的内面の葛藤をそのまま認め、医療の担い手との認識のズレを正す対話を重視し、医療の受け手自ら選択・納得に至るまでの懸け橋」になる看護師のことです。

 

『認識のズレ』はさまざな要因で生じてしまいます。そのため、私は看護師として患者さんの身近な存在となり『傾聴』ではなく『対話』を大切にし 、患者さん自らが納得して治療を選択し、自分らしい人生を送れるお手伝いができるように、メッセンジャーナースとして今後も活動をしていきたいと思います。

 

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