注意しておきたいポイント

前回はセカンドオピニオンを受けるタイミングについてご紹介しました。

それでは、セカンドオピニオンを受ける時の注意点はどんなことでしょうか。

まず紹介状にかかる料金です。

セカンドオピニオンを受けるための紹介状は保険診療の対象となっています。検査結果や画像情報も含めた紹介状（診療情報提供料II（500点）1点10円）として5,000円がかかります。

次にセカンドオピニオンの料金についでです。

セカンドオピニオンは治療行為ではないので、健康保険適用外で全額自己負担となります。

医療機関によっても異なりますが、セカンドオピニオンにかかる時間は約30分〜60分。料金は5,000円から3万円程度と開きがあります。

また、別途検査が必要になる場合は検査内容に応じた料金がかかります。

受診するまでに準備や治療までに時間がかかりますので、病気の種類や進行状況によっては、迷っている間に病状が進行してしまうことも考えられますので、ご注意ください。

ちなみに、今回ご依頼いただいた方のセカンドオピニオンの外来の予約は約2週間かかりました。

セカンドオピニオン前に気持ちの整理をする

セカンドオピニオンを受ける前には『質問したいこと』、『心配に思っていること』など、ご自分の気持ちを整理しておくことをおすすめします。

リリーフ広島では受診当日に医師に気持ちを『漏れなく』伝えたり、『認識のズレ』を防ぐことを目的に『気持ちを整理するためのシート』をお渡し、記入していただいています。

私自身、子宮筋腫のセカンドオピニオンを受ける時は『確認したいこと』、『伝えたいこと』をメモに書いて受診しました。そうすることで、「あのことを聞き忘れてしまった」ということも防ぐことができます。