「少しの時間でいいから、家に帰りたい」

最近、少し元気がないご様子の施設入所中のご利用者様。

「鈴木さん、少しの時間でいいから家に帰りたい・・・」と涙ながらに話してくださいました。

詳しくお話を伺った後、ケアマネさんとスタッフさんと共有します。

日程を合わせて、希望を叶えるサポートをしました。

今回、ご利用者様の奥様と一緒に一時帰宅するため、車椅子１台は私の車で運びました。

※車椅子での乗車はできかねます。

施設スタッフさんとご自宅で合流します。

念願のお庭でおやつタイム。

大好物の柑橘を召し上がり、とても嬉しそうなご利用者様です。

久しぶりにビフテキを食べたい！

「今日は楽しかった。久しぶりにビフテキを食べたい！」と言われていたと、スタッフさんから教えていただきました。

外出をきっかけに、気持ちが少し上向きになられたようです。

ご家族様にご報告、ケアマネに相談して物品搬入の許可をいただきました。

お部屋で黒毛和牛のステーキを召し上がっていただきました。

食事摂取量が減っていたのですが、「柔らかくて美味しい！」と沢山召し上がりました。

次は焼き鳥が食べたいね、串のままね。

「たれじゃなくて、塩で食べたいなあ」とご利用者様。

国産鶏を炭火で焼いて提供してくださる焼き鳥屋さんでテイクアウト。

夕食に合わせてセッティング。

脇目も振らず焼き鳥を手に取られ、１本召し上がりました。

施設のスタッフさんも食欲が増していることに驚かれ、「食べれて良かったですね！」と一緒に喜ばれていました。

こちらの施設スタッフさん親身になってくださる方ばかりで本当にありがたいです。

ご利用様から要望があった時、できるだけ早く願いを叶えられるように日程を調整しています。

今回のサポートで生きる活力となる『外出』『食』の大切さを改めて感じています。