一緒に裁縫(ズボンのお直し)をしました
訪室したスタッフさんもビックリ!
高齢者施設に訪問し、身の回り、お話し相手、体調管理などのサポートをしています。
先日、衣替えのお手伝いをしていましたら、穴が空いているズボンが3着ありました。
関わりの中で裁縫がお得意だと知っていましたので、「ズボンに穴が空いていますが、どうしましょうか?」とお尋ねすると、「どれどれ?見せてみて。このくらいなら縫って直せるかな?手伝ってくれる?」と仰いました。
※ご利用者様は90代で認知機能の低下、時々手の痛みの訴えがあります。
施設スタッフさんに状況を説明し、裁縫箱をお借りしました。
スタッフさんが「様子を見てもいいですか?」とカメラを持って、訪室されました。
裁縫箱をお渡しすると、ズボンの色を見ながら「どれがいいかね~」と糸を選ばれます。
糸を決めると「糸を通してくれる?」とご利用者様。
針に糸を通し、お渡ししました。
※施設スタッフさんがやり取りを写真に撮ってくださいました。ありがとうございます。
すると、慣れた手つきで縫われ始めました。
「すごーい!器用ですね!!」と驚かれたスタッフさんの声が聞こえたようで、他のスタッフさんも訪室されました。
「数年関わっていますが、裁縫がお得意とは知りませんでした。動画でスタッフと共有し、今後のレクに取り入れたいと思います。」と仰られました。
裁縫中は手の痛みの訴えはなく、集中して2つのズボンをお直しされました。
お直したズボンを見て「上手く縫えたわね」と、とても良い表情をされていました。
小学生の頃、目が見えづらくなった祖母のために10本の針に黒と白の糸を通し、針山にセットするお手伝いをしたり、一緒に裁縫していた頃を思い出し、ほっこりした時間を共有させていただきました。
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